介護ベッド機能に対しての相場と販売会社の選び方

この記事は4分で読めます

4m
Pocket

介護ベッドを購入しようと思われたとき、まず多くの方が頭を悩ませるのが、費用がどれくらいかかるものなのか、またそもそもどこで売ってるのか、どのような販売会社から購入すべきなのか、といった疑問だと思います。

 

今回は、介護ベッドの購入に当たって、介護ベッドの機能別の相場と、販売会社の選び方についてご説明したいと思います。

 

  1. 介護ベッド購入の際にかかる費用の種類は?
  2. 介護ベッド購入の相場は?
  3. どんなお店で介護ベッドを売ってる?
  4. 介護ベッドの通販ショップの販売価格はどこもほとんど同じ?
  5. 介護ベッド販売店の探し方は?

1.介護ベッド購入の際にかかる費用の種類は?

介護ベッドを購入するうえで、一般的には次のような費用が掛かります。

 

(1)介護ベッド本体・マットレス・サイドレール代金

まずは介護ベッド本体とマットレスが最低限必要となります。

介護ベッドは基本的に電動モーター付きのベッドとなり、その上に専用マットレスを敷いて使用します。

サイドレールはベッドに取り付ける柵となり、こちらは必要に応じて使用します。

商品によってはマットレスとサイドレール2本が付いてセット販売されている介護ベッドもありますが、介護ベッド本体が単体で販売されているものは別売りのマットレスやサイドレールを必要に応じて購入する必要があります。

マットレスについては介護ベッドの上に一般的なマットレスや布団を直接置けばいいのでは?と思われる方も多いのですが、リクライニングした際にベッドから大きくずれてしまったり、ベッドとのサイズが合わずリクライニングがうまく作動しない等、様々な支障が出る可能性があり、介護ベッド専用のマットレスをご使用頂くこととなります。

 

(2)配送料

お届けまでに掛かる配送費用です。

配送方法は主に「配送のみ」と「組立配送」があり、希望する配送方法によって配送料が異なります。「配送のみ」はご自身で介護ベッドの組立を行い、「組立配送」は組立業者が介護ベッドの組立を行います。一般的には「組立配送」の場合は組立代が追加となりますので、「配送のみ」よりも高くなります。また、自宅の2階や3階への設置の場合で梱包サイズが大きく階段からの搬入が出来ずに外から吊し上げての搬入となる場合は追加料金が掛かるので注意が必要です。

 

(3)シーツ等の寝具類

マットレスには必要に応じてシーツやマットレスパッド等を被せます。その他にも掛け布団や枕の用意が必要です。これらはお手持ちのものや市販のものでもサイズが合えば使用できます。

 

(4)キャスター、テーブル等のオプション類

こちらは必要に応じてご用意いただくオプションです。介護ベッドによってはキャスターの取付が可能なものもあり、キャスターを取付けるとお掃除の際などには介護ベッドの移動を楽に行えます。ただ、次の(5)でも述べますが、キャスターを取付ける場合はベッドが課税対象となりますのでご注意ください。その他にテーブルをご用意いただくと、お食事の際や読書、書き物、折り紙などの趣味の時間に便利です。

 

(5)消費税

介護ベッド本体は基本的に非課税となり、同時購入のマットレス、サイドレールも非課税となります。ただし、キャスター付きの介護ベッドや幅100cm以上の介護ベッドは課税となり、課税の介護ベッドと同時購入のマットレス、サイドレールも全て課税対象となります。ベッドにキャスターが取り付けられたものは課税となるため、非課税の介護ベッドとキャスターを同時購入する場合もベッド自体も課税となります。

 

また、いずれの場合でもマットレス・サイドレール以外は課税となり、シーツ類、テーブル等のオプション、配送料は課税対象となります。


2.介護ベッド購入の相場は?

販売形態により相場が異なり、またメーカーやデザインによっての金額の違いがありますが、およそ次のような数字が相場といえそうです。

 

 1モーター(本体のみ)

 メ ー カ ー 定 価 :230,000円~270,000円

 家具屋等の実店舗:定価の2割引~定価

 ネ ッ ト 通 販   :定価の2~3割引

 

 1モーター(マットレス・サイドレール付の軽度の介護ベッド)

 メ ー カ ー 定 価 :85,000円~130,000円

 家具屋等の実店舗:定価の2割引~定価

 ネ ッ ト 通 販   :定価の2~3割引

 

 2モーター(本体のみ)

 メ ー カ ー 定 価 :260,000円~300,000円

 家具屋等の実店舗:定価の2割引~定価

 ネ ッ ト 通 販   :定価の3~4割引

 

 3モーター(本体のみ)

 メ ー カ ー 定 価 :290,000円~330,000円

 家具屋等の実店舗:定価の2割引~定価

 ネ ッ ト 通 販   :定価の3~4割引


3.どんなお店で介護ベッドを売ってる?

(1)メーカー直販

直接の購入が可能なメーカーもありますが、定価で購入することになります。直接の販売を行っていないメーカーについては、メーカーへ問合せをすれば代理店を教えてくれます。メーカーによってはショールームの用意があり、実物を見ることができます。

 

(2)家具屋

店頭販売している家具屋にも介護ベッドの取り扱いが一部あります。売り場のスペースが限られていることから、取り扱い商品も限られています。販売価格はセール期間中でない限り、ほぼ定価もしくは定価の2割引き程度で販売されています。実際に実物に触れ、寝てみることが出来るメリットがあります。

 

(3)ネット通販

最近では介護ベッドを取り扱うネット通販ショップがかなり多くなっています。運営会社や商品情報をサイト上で確認し、不明な点は電話・メールでの問い合わせとなり、不安に思われる方も多いと思いますが、売り場スペースの影響を受けないために、取り扱い種類も豊富で、全く同じ製品なのにメーカー定価や、家具屋の販売価格よりも安く購入できるメリットがあり、今や主流の購入先となりつつあります。


4.介護ベッドの通販ショップの販売価格はどこもほとんど同じ?

同じ商品でも販売店によって価格の設定は様々です。ネット通販は定価よりも安いと先に述べましたが、ネット通販ショップの中でも定価で販売しているショップもあります。また、広告費を掛けているショップは販売価格が比較的高い傾向にあります。同じ商品を色んな通販ショップで販売していることを知らない方が意外と多いのですが、最初に見つけたショップだけではなく、その他のショップも数店舗見てみると価格の比較もできるでしょう。


5.介護ベッド販売店の探し方は?

(1)ケアマネジャーや知人等の紹介

ケアマネジャーに相談したり、既に介護ベッドを購入した知人などに紹介してもらうというのも一つの手段です。実際に親戚やご近所の方が購入したショップであれば信頼できるでしょうし、もし知人の方に実際に介護ベッドを見せてもらうことが出来れば、自分の家に介護ベッドを置いた様子をイメージしやすくなります。

 

(2)インターネットで検索

GoogleやYahoo!JAPANなどの検索サイトやYahoo!ショッピングや楽天市場などのショッピングモールで介護ベッドに関する事項を検索して、表示された販売店を確認してみるといいでしょう。通販での購入が心配という方は、不明な点をどんどん問い合わせてみましょう。フリーダイヤルの問合せ先が用意されている販売店も多いので、電話してみると販売店の様子が分かり易いですし、問合せに対しての対応が悪い販売店は要注意です。

 

また、最近では詐欺サイトも存在しますので注意が必要です。詐欺サイトに掲載されている商品ページは実在の通販ショップの商品ページをそのままコピーして使用しているので商品ページ自体は綺麗に見えるのですが、販売価格が極端に安かったり、運営会社が明記されていなかったり、商品ページ以外の説明文などの日本語がおかしかったりと、ちょっと見ていくとすぐに詐欺サイトと分かります。


まとめ

決して安い買い物ではないので、可能であれば実物をメーカーショールームや家具屋で確認してから信頼できるネットショップで同じ商品を購入すればより安く、より安心して購入できるでしょう。実物を見ることが出来ない場合は、納得がいくまで販売店に不明な点を問い合わせましょう。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. para_rakuz_005
  2. img001
  3. bed_mainimg
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。